ショートガードインターバルについて説明します。
ショートガードインターバルとは、データとデータの間に挿入される時間(ガードインターバル)を短くし、データの送信時間を短縮する機能です。
ただし、時間差で届くデータの干渉が起こりやすくなるため、電波環境が不安定な場合は、「無効」にすることで通信が安定する場合があります。
イメージ例として、「無線接続できない原因を調べます」というデータを分割します。
分割したデータを送信する際、ひとつひとつ間隔をおいて送信します。その間隔を「ガードインターバル」といいます。
電波は干渉や反射、減衰などで、相手に届くまでに時間差が生じることがあります。
しかし、間隔があることで被ったり前後が入れ替わったりせず、順番通りに相手に届くため内容はきちんと伝わります。
「ガードインターバル」を短く(ショート)することで、相手に早く伝わります。
<電波影響がある場合>
電波影響がある場合は、前述のように相手に届くまでに時間差が生じる場合があります。
「ガードインターバル」が短くなっている場合は、分割されたデータが被さったり、順番が前後するなどしてしまいます。 結果、相手に正常なデータが届けられず、通信不可となります。
STEP 1
「クイック設定Web」を開きます。
STEP 2
〔無線LAN設定〕から、〔無線LAN基本設定〕を選択します。
STEP 3
[ショートガードインターバル]のプルダウンから、〔有効〕または〔無効〕を選択します。
ガードインターバルは800ns(ナノ秒)と400nsを自動的に切り替えます。
400ns利用時にスループットが最大になります。
ガードインターバルは800nsに固定されます。
STEP 4
〔設定〕をクリックします。
警告のダイアログが表示された場合
内容をご確認のうえ、〔OK〕をクリックしてください。
STEP 5
〔保存〕をクリックすると、設定内容が保存されます。
以上で、「ショートガードインターバルを設定する方法」は完了です。
「クイック設定Web」の画面詳細については、以下リンク先をご確認ください。