無線規格と速度について【eo-GW100(N)／eo-GW100(S)】

無線の規格

本機器は周波数の帯域や特徴の異なる以下の規格に対応しています。
まず、ご利用のパソコンや無線LAN子機、Wi-Fi対応機器がどの規格に対応しているかをご確認ください。

無線規格の種類と特徴

無線規格	特徴
11ax（Wi-Fi6、Wi-Fi6E）	最新の無線LAN規格。さらに通信速度が向上し、無線LANにつながる機器が増えても快適な通信を実現。
11ac	高速通信を行うための技術をさらに進化させ、通信速度の向上を図る。
11n	高速通信を行うための新たな技術を導入し、通信速度の向上を図る。
11a	5GHz帯を使う無線LANの初期の通信規格。
11g	11bより通信速度は向上。
11b	無線LANの初期の通信規格であり、通信速度は最も遅い。

周波数帯域

無線LANの規格によって、周波数帯域に「5GHz帯」「6GHz帯」「2.4GHz帯」があり、それぞれ特徴があります。

2.4GHz帯は、電子レンジやコードレス電話、Bluetooth、ワイヤレスヘッドフォン、無線方式のマウスやキーボードなどにも利用されているため、電波同士がぶつかって通信に影響を与える場合があります。
ご利用の機器が対応していれば、電波干渉を受けづらい5GHz帯、6GHz帯のご利用をおすすめします。

周波数帯域の種類と特徴

周波数帯	特徴	対応している無線規格
6GHz帯	電波干渉を受けづらく、またDFSによる制限もない。	11ax(Wi-Fi6E)
5GHz帯	電波干渉を受けづらいが、DFSが義務化されているため、レーダー波と同じチャネルで無線LAN通信を行っていると、電波の送信が停止することがある。	11ax(WI-Fi6)、11ac、11n、11a
2.4GHz帯	電波干渉を受けやすく、通信が切れたり不安定になりやすいが、対応機器は多い。	11ax(Wi-Fi6)、11n、11g、11b

IEEE802.11ax、IEEE802.11ac、IEEE802.11nの無線規格で本機器が対応している帯域と速度

IEEE802.11ax(Wi-Fi6、Wi-Fi6E)

周波数	帯域	通信速度
		受信×送信（空間ストリーム数）
		1×1	2×2	3×3	4×4
5GHz	20MHz	143.4Mbps	286.8Mbps	430.1Mbps	573.5Mbps
	40MHz	286.8Mbps	573.5Mbps	860.3Mbps	1147.1Mbps
	80MHz	600.5Mbps	1201Mbps	1801.5Mbps	2402Mbps
	160MHz	1201Mbps	2402Mbps	3602.9Mbps	4803.9Mbps
2.4GHz	20MHz	143.4Mbps	286.8Mbps	430.1Mbps	573.5Mbps
2.4GHz	40MHz	286.8Mbps	573.5Mbps	860.3Mbps	1147.1Mbps

IEEE802.11ac

周波数	帯域	通信速度
		受信×送信（空間ストリーム数）
		1×1	2×2	3×3	4×4
5GHz	20MHz	86.7Mbps	173.3Mbps	288.9Mbps	346.7Mbps
	40MHz	200Mbps	400Mbps	600Mbps	800Mbps
	80MHz	433.3Mbps	866.7Mbps	1300Mbps	1733.3Mbps
	160MHz	866.7Mbps	1733.3Mbps	2340Mbps	3466.7Mbps

IEEE802.11n

周波数	帯域	通信速度
		受信×送信（空間ストリーム数）
		1×1	2×2	3×3	4×4
5GHz	20MHz	72.2Mbps	144.4Mbps	216.7Mbps	288.9Mbps
5GHz	40MHz	150Mbps	300Mbps	450Mbps	600Mbps
2.4GHz	20MHz	72.2Mbps	144.4Mbps	216.7Mbps	288.9Mbps
2.4GHz	40MHz	150Mbps	300Mbps	450Mbps	600Mbps

※記載の速度はあくまでも規格値であり、無線通信における実際の通信速度は規格値よりも低下します。
また、ご利用の子機が無線規格と帯域、アンテナ数などを満たしていても、表記速度を保障するものではございません。
※ご利用の子機がどの帯域とアンテナ数に対応しているか弊社では把握できません。
ご利用の子機の製造元へお問い合わせください。
※本機器ではチャネル幅の表記を「160MHz」は「オクタ」、「80MHz」は「クワッド」、「40MHz」は「デュアル」としています。
※オクタチャネルを有効にすると帯域が「160MHz」、クワッドチャネルを有効にすると帯域が「80MHz」、デュアルチャネルを有効にすると帯域が「40MHz」となり、すべて無効(またはシングル)にすると帯域が「20MHz」となります。
※通信速度より通信安定性を重視する場合は、オクタチャネル、クワッドチャネル、デュアルチャネルを無効にすることで安定する場合があります。

ご確認ください

IEEE802.11ax(Wi-Fi6、Wi-Fi6E)、IEEE802.11acとIEEE802.11nについては、ご利用のパソコンや無線LAN子機、Wi-Fi対応機器が対応している「無線規格」「帯域」「アンテナ数」によって通信速度が大きく異なります。ご利用の機器の仕様をご確認ください。

IEEE802.11a、IEEE802.11g、IEEE802.11bの無線規格で本機器が対応している速度

規格	周波数	通信速度
IEEE802.11a	5GHz	54Mbps
IEEE802.11g	2.4GHz	54Mbps
IEEE802.11b	2.4GHz	11Mbps

記載の速度はあくまでも規格値であり、無線通信における実際の通信速度は規格値よりも低下します。
また、ご利用いただく環境や利用される無線LAN子機、Wi-Fi対応機器などによっても通信速度は左右されますので、ご確認の上、ご利用ください。